アオの毎日

軽度知的障害のある三男の成長を親の思いとともに綴ります♪

知的障害児が少年サッカーチームに入るということ。


スポンサーリンク

アオはお兄ちゃん二人が、地元の少年サッカーチームにいた影響で、年長の時から同じチームに入っています。

コーチは、アオのことを赤ちゃんの時からずっと知っていて、成長の遅れについても全て理解してくれています。その上でサッカーをすることを勧めてくれました。

親としては安心して預けられるところです。


入団したての頃は、ほとんどみんなと一緒に練習をせず、グランドにあるすべり台やブランコで遊んでいました。

ミニゲームもみんながボールを追いかけても、アオはマイペースに歩いたりスキップしたり、ピッチの外に出たりしていました。

休憩時間でもないのに、親のイスにすわって勝手にくつろいでいることも、多々ありました。

コーチは、「まずは来ることが大切」と言ってある程度容認してくれてました。

サッカーチームにいながらほとんどサッカーをしないアオを休ませることなく連れて行きました。

アオもチームのみんなと遊ぶ⁈のは楽しいし、コーチや他の子のお父さんお母さんも面白くて大好きなので、練習に行くことを嫌がるということはありませんでした。


2年になった今、アオはどうなったのか....

練習時にブランコやすべり台で遊ぶことはなくなりました。

試合中にピッチの外にでることもなくなりました。

みんなの応援の声でボールを追いかけるようになりました。

体力がかなりつきました。

相変わらずチームのみんなやコーチ、他の父兄との関わりを楽しんでいます。


入団当初と比べると、本当に成長したと思います。それは全て気長に接してくれるコーチはじめみんなのおかげだと感謝の気持ちでいっぱいです。


でも、なのです。

やはりアオのペースでの成長なのです。

回りの子との差はどんどん広がっているのを感じています。

入団当初、一緒にブランコをしてサボっていた子たちが、今はしっかりドリブルしてパスをしてリフティングをする子もいます。走る速さも全然違います。

お兄ちゃん二人を見ているので、高学年になればかなり高度なことも要求されるようになりますし、プレーの激しさも増すのがわかっています。

そのため、アオがこのままずっとこのチームに居続けることは難しいかな、と最近考え始めています。

社会性を身につけるには、本当に良い経験をさせてもらえます。ですが、この場所ではアオが主役になれることはないのです。

それなら何か他に主役になれる場所を探してやる方がいいかもしれないな、と夫婦で話しています。