支援学級の懇談会がありました。
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アオが小学校に入学してから2年近くたちますが、支援学級で初めての懇談会がありました。
4年生のお母さん2人、5年生のお母さん2人、わたしの5人の参加でした。
「いじめ問題」について
あるお母さんからいじめ問題についての話がありました。
何もしていないのに支援学級にいるという理由で、追いかけられたり、「キモイ」と言われるとのことでした。
そのお母さんは、普通級の子への障害児教育が足りないのではないか、という指摘をされていました。
先生の回答は、支援学級に関わらず、いじめなどで身体的・精神的暴力があった場合、双方の親と学校で話し合いをする、というシステムは学校にちゃんとあります。何かあった場合はすぐに教えてください、とのことでした。
また、子供への人権の授業などは他の学校に比べて多いほうだとは思うけれど、障害児への理解を深めるために、クラス単位など、もっと小さな集団で教育していくのもアリかもしれません、とのことでした。
アオはまだ低学年で周りの子も幼いからか、小さな喧嘩はあってもいじめと言えるほどのことはありません。
でも、この先年齢が上がれば、周りの子との差が広がって、もしかしたら「いじめ」ということがおこるかもしれません。
障害児や障害者への偏見は、完全になくなるのがもちろん理想ですが、学校の中だけの問題ではなく、社会全体の問題なので、残念ながら完全になくすということは不可能なことです。
でも、そういうことが起こった時に冷静な対処ができるよう、今から考えておく必要があるなぁと感じました。
「支援学級」の発表について
毎年、学校の発表会で支援学級の発表があります。
支援学級の子は、「学年の発表」と「支援学級」の発表の2つに参加することになります。
あるお母さんから「あえて支援学級であることを前面に出して、発表をする必要があるのかどうか」という意見がでました。
これに関しては、私自身の意見を言わせていただきました。
アオは発表会を通して、本当に成長をしました。大舞台に少人数で立って大きな声でセリフを言うことができました。まだしっかりお話もできないアオが、物語のオチのセリフを担当させてもらい、みんなを笑わせることができました。
発表のための練習を通して、音読もかなり上手になりました。
確かに、最初は私もアオが支援学級にいることを発表を通してわざわざ保護者全員に知らせる必要があるのか、という思いがありました。
でも今では、支援学級の発表は絶対に必要だと思っています。他の人がどういう風に思うか、ではなく、アオの成長が大切だからです。
支援学級の懇談会について
初めて催された支援学級の懇談会でしたが、「障害を持つ子をもつ」という同じ立場のお母さんたちの思いを聞けるとてもいい機会でした。
今後も続けてほしいと、満場一致の意見でした。
やはり、障害児を持つ親は私を含め「理解」と「共感」を求めているんだなぁと改めて感じました。